1999-07-16 第145回国会 参議院 予算委員会 第18号
一方、夫婦の子供数の状況について見ますと、夫婦の平均出生数は、出生率が低下いたしました四十年代後半以降、平均二・二人くらいで推移してきておりますが、しかし、ごく最近の状況を調べますと、なお結婚年別の累積の出生児数の推移は下がる傾向にございますから、今まではちょっと安定的に二・二人くらいで推移してまいりましたが、安心できない状況だと私どもは思っております。
一方、夫婦の子供数の状況について見ますと、夫婦の平均出生数は、出生率が低下いたしました四十年代後半以降、平均二・二人くらいで推移してきておりますが、しかし、ごく最近の状況を調べますと、なお結婚年別の累積の出生児数の推移は下がる傾向にございますから、今まではちょっと安定的に二・二人くらいで推移してまいりましたが、安心できない状況だと私どもは思っております。
我が国の平均出生数を見ると、十年連続で最低記録を更新し、出生率が平成元年度には一・五七人と史上最低となってしまい、人口減少が始まるとされる二・一人を大きく割った状態になっております。出生率低下の原因は、女性の社会進出、住宅難、若い世代の子育てに対する価値観の変化などが挙げられていますが、子供を生み育てる環境が整備されていないことが最大の原因であります。